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横溝正史原作「悪魔の手毬唄」は金田一シリーズ最高傑作!!警察幹部役でお馴染みの俳優”加藤武さん”急死、ご冥府を祈ります。 [映画]

どうも、トックンのドーンとやってみよう!です。

今回は横溝正史原作、

金田一耕助シリーズ、市川崑映画版第二弾

「悪魔の手毬唄」

について言わせてもらいます。


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昨日知ったことなんですが、

警察幹部役でお馴染みの

俳優”加藤武”(かとうたけし)さんが

7/31の夜、

トレーニングに訪れたスポーツジムのサウナで倒れ

東京都内の病院でお亡くなりになりました。

享年86歳。



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加藤武さんは大好きな俳優さんでしたので

正直なところ悲しい気持ちでいっぱいです。

特に好きだったのは、「仁義なき戦い」の

優柔不断な親分役と

「金田一シリーズ」の警察幹部役でしたね!



話し方に少し訛りがあって、

頼りなーい感じの役どころに

とても魅力を感じてしまいます。



天国の市川崑監督、深作欣二監督たちと

再会した暁には、映画談義しながら

思い出を分かち合ってほしいものですね!

改めて、ご冥福を祈ります。





それでは、「悪魔の手毬唄」へもどります。





以前こちらでも「犬神家の一族」について

記事にさせていただきましたが、

今回の「悪魔の手毬唄」は

金田一シリーズの中でも

最高傑作

という呼び名も高い作品となってます。



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日本独特のおどろおどろしい風土をもつ鬼首村

(相変わらず怖い名前)で

起きる謎の連続殺人事件。

過去の不可解な事件の再調査を

金田一探偵(石坂浩二)に依頼する磯川警部

(若山富三郎)



その友情や、村の旅館のおかみリカ(岸恵子)へ

思いをよせる愛情など、

推理映画だけでなく人間の宿命、

深い哀しみ、ひたむきな愛というものが

うまくブレンドされ、

素晴らしい映画作品として描かれています。








ストーリーについて、

幾つか突っ込ませていただくと、





1、まず、〇〇村の名前が

とってつけたような

怖いネーミング(鬼首村)であること、



2、家族構成が複雑で、

必ずと言っていいほど、

遊び人の夫が愛人を作り、

それぞれ腹違いに子供を作り、

その子供たちが

殺されていくという展開になりがちーーーー

(レーザーラモンHG風に)



3、BGMの音がときに怖さを表現する

(琴の音色など)



4、回想シーンをサブリミナル効果のように

一瞬だけ挿入してくる。



5、大滝秀治が村のことをよく知る人の役に、



6、旅館の支配人や物語の最終的な証拠になる証言など

コミカルであり重要な役に

三木のり平さんを起用するところ。



7、その三木のり平さんの奥さん役に

”どう見ても素人にしか見えないおばちゃん”

て誰なんだろ?

(沼田カズ子さんという方で、

役者ではなくスタッフだそうです)

などなど、

まだまだ挙げれますがこれぐらいにしときます。





* 加藤武さんの「よーし、わかった」と、

金田一の”頭ポリポリ”など

「犬神家の一族」の記事と同じものは

割愛してますんで。





今回の出演者は、

石坂浩二さん、岸恵子さん、

仁科亜季子さん、北公次さん、

若山富三郎さん 他。



この方々のそれぞれの繋がりが、

とても哀しみに満ちており、

それでいて愛にも満ち溢れているところが

個人的に好きな理由のひとつです。



あと、岸恵子さんの娘役の

永島暎子さんの傷をおった顔

(メイクで半分赤く火傷の後のようにしている)と、

白石加代子さんのぶっ飛んだ目つきや、

死んだはずのおばあさんを目撃した

金田一耕助の回想シーンは、

大人になった今見てもちょっと怖いですねぇ!



それでいて辰巳柳太郎さんの最後は

意外とササッと

片付けられてたような印象でしたが、、、



監督の市川崑さんは言わずもがなです。

今回も素晴らしい作品に仕上げてくれてます。

金田一5部作の中で

特に脚本と演出への拘りが

非常に強く感じられます。





今後、こんな偉大な映画監督の作品に

出会うことはないでしょうねぇ。



何回見ても毎回新しい発見と、

日本映画の良さを感じさせてくれます。



まだ見てない、見たことあるけど、

もう一度見てみたい方はここで↓会員に










次は「獄門島」いきますか!



それはまた別の話(王様のレストラン風)



それではまた次回 シーヤ!

前回の回答は ジグ・ジグ・スパトニック でした。




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